2017/10/04 09:00:00
  • 優れたアイディアは制約の下でこそ生まれる  【SUSUMEニュースレター Vol.15】


おはようございます。
株式会社SUSUMEの竹居でございます。


※本メールはニュースレター配信をご登録の方、クライアントの皆様方、
ならびにこれまで名刺交換をさせていただいた方へお送りしています。



夜窓を開けると秋の風がそよぐ、とても気持ちの良い季節になってきました。


先日友人達と食事をしていた際、ある方のPCスキルがメチャメチャ高いのはなぜ? という話になりました。

皆さんの周りでも見かけたことありませんか?
マウスを殆ど使わず、全てキーボードで処理してしまう人。

その方になぜ習得できたのか聞いたところ、
「以前の仕事で机が狭くてマウスが使えなかったからなんです」

何とも意外な理由でしたが、正に「必要は発明の母」ですね。
そうせざるを得ない環境があったから習得できたのです。

勿論その方ならではの努力や飲み込みの早さはあったと思いますが、
人は満たされない環境に身をおけば誰でもその人なりの“発明”に近づけるのではないでしょうか。


本日のニュースレターは、良いアイディアを出すためには、考える範囲に一定の制約を課した方が、
より優れたアイディアが生まれるという内容です。



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2017.10.04
SUSUMEニュースレター(Vol.15)

1. 優れたアイディアは制約の下でこそ生まれる
2. セミナーのお知らせ
3. あとがき

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1. 優れたアイディアは制約の下でこそ生まれる

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社内で新規事業のアイディアや提案を募っても、いい提案が上がって来ないと嘆く社長は結構多くいらっしゃいます。


原因は大きく2つあると思います。

1つはそもそも考えていないからです。

日常業務で忙しすぎるとか、新しい提案をしても上司につぶされるとか、
新しい事をワイガヤする風土じゃないとか、
理由は色々ありますが、考えなければアイディアは出ません。


2つ目は、考えてもらう依頼の出し方の問題です。

例えば新規事業のアイディアを募る際、依頼の仕方に2つのパターンあったとします。

a, 「何でもいいから新規事業のアイディアを考えて下さい」

b, 「介護業界で働く人が少しでもゆとりを持ちリラックスできるようなサービス/商品を考えて下さい」


aとbでは、どちらがより良いアイディアが出てくるでしょうか?


aは何の制約もないので自由に考えられます。
趣味の釣りに関する事業でもいいし、ちょうど育児で苦労しているなら育児関連サービスでも構いません。
思考が色々な領域に広がって行きますが、広がるばかりで収束しづらくなり、
なかなか深く入っていきません。

bは最初から制約されるので、ワクワクしないかもしれませんが、
テーマが明確なだけに現場の課題を調べやすく、すぐ人に話も聞けるので、具体的なサービス案も浮かびやすくなります。


つまりbの方がより良いアイディアが出やすくなります。

これは個人の能力や発想力の違いではありません。
誰でも一定の制約条件を課された方が、より深く実践的なアイディアが出るものです。


以前私が勤めていた会社で新規事業コンテストを開催したことがありました。

ある年度はテーマフリーでやったところ、皆の思考が様々なジャンルに広がっただけで、
ビジネスモデルやサービスの検討が甘く、深みのある提案は出てきませんでした。

プレゼンを聞く経営陣の側も、次々違う業界、領域の提案が出てくるため、十分に理解が及んでいませんでした。

翌年、テーマを特定業界の新規事業かつ将来事業規模が〇億円以上という条件を課したところ、
提案の掘り下げが圧倒的に深くなり、より具体的な提案が多くなりました。


別の会社で行った業務改善提案コンテストも同様でした。

研修の中で5つのチームに対して、特にテーマを定めず業務改善提案を考えてもらったところ、
表面的な提案が多く、プレゼンでは経営陣が眠たそうにしていました。


2回目の研修では、先ず各チームに会社の課題を思いつく限り挙げてもらいました。
その中から経営陣がより重要だと認識している課題を取り出し、各チームに具体的なテーマを与えました。

あるチームのお題は、「年々上がる物流費をいかに抑えるか、自社でできる事、
外部の委託配送業者側でできる事、それ以外でできる事を考えてほしい」

2回目のテーマはかなり限定されたので、メンバー達は現場で取材を重ねてリアルな課題を把握し、
実際に採用されるアイディアが出てきました。
プレゼンを聞く経営陣も前のめりでした。


人の頭脳も時間も限られた資源です。

限られた資源を最大効率で活用するには、同じ時間内であれこれ拡散して考えるより、
1点突破で集中して考えた方がアウトプットの価値が上がります。


加えてビジネスにおけるアイディアは、思いつき(ジャストアイディア)では役不足です。

ジャストアイディアをいかに実現可能なプランに落とせるかが勝負なので、脳味噌フル回転、
とことん集中して深く考え、アイディアの精度を高めるやり方にこだわるべきです。


なお会社が社員からのアイディアを期待する際に忘れてならないのは、依頼する側が考えをしっかりまとめることです。

「何でもいいから新規事業を提案して」というのは、社員に会社の方針を委ねているようなもの。

新規事業を進めていきたいのであれば、どのマーケットに着目し、どんな類の事業をやっていきたいのか、
(大枠であったとしても)方針を定める事がファーストステップです。



以上、「優れたアイディアは制約の下でこそ生まれる」でした。



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2. セミナーのお知らせ

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■「人が育つ会社の作り方 〜 採用難、働き方改革の今こそ、企業は仕組みで人材育成を! 〜」

「勘定奉行」のオービックビジネスコンサルタント(OBC)さんとタイアップして、上記タイトルのセミナーを開催予定です。
何ヵ所かで開催しますので、ご興味ある方は是非ともいらして下さい。


【大宮】
10月13日(金) 11:20〜12:20
大宮パレスホテル
https://www2.obc.co.jp/f2017/omiya/

【東京】
10月17日(火) 10:10〜11:10
ANAインターコンチネンタルホテル東京 B1F
https://www2.obc.co.jp/f2017/tokyo/
※お蔭様で東京の回は満席となりました。

【新潟】
11月7日(火) 10:10〜11:10
アートホテル新潟駅前
https://www2.obc.co.jp/f2017/niigata/

【仙台】
11月21日(火) 14:50〜15:50
江陽グランドホテル
https://www2.obc.co.jp/f2017/sendai/



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3. あとがき

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三菱UFJフィナンシャル・グループが発表した「業務の自動化で9500人を削減」は、なかなか衝撃的でした。
9500人は従業員の30%に相当する人数です。

いずれこういうニュースがバンバン出てくるとは予測できましたが、
思った以上にAIやロボットによる置き換えは早く進みそうです。

日本公認会計士協会のセミナーではこんな話もあったようです。

「皆さんの仕事を2つに分けてみてください。機械や人工知能(AI)でもできる仕事。人間にしかできない仕事。前者だけの場合、大至急、新事業を始めてください」
公認会計士と税理士の資格を持つ藤田耕司氏は半年前、日本公認会計士協会東京会のセミナーで講師を務め、200人超の会計士にこう言い切った。
(Source: https://www.nikkei.com/article/DGKKZO21690820Z20C17A9TCJ000/ )


業界、職種によってAIやロボットの影響度はまちまちですが、もはや様子見の段階は終わり、いよいよ対策待ったなしという印象です。


この先どこに向かうのか、まだ見えないことが多いですが、今のうちからルーティンや頭を使わない業務をどんどん自動化し、社員には創意工夫や感性を求めていきたいですね。



株式会社SUSUME 代表取締役
竹居淳一




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『人づくりこそ、事業づくり、国づくり』
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